日本核磁気共鳴学会会員の皆様へ
日本核磁気共鳴学会第5期会長就任にあたり一言ご挨拶いたします。
本学会の設立経緯から考えると、学会の主たる役目は、日本におけるNMR研究の活性化およびその成果の広く国内外への発信に必要なことを企画することと理解しています。幸いなことに、第1期から4期までの会長の大変なご努力により、学会としての制度設計はほぼ完成の域に達しています。したがって、私の任期においては、本学会の最重要事業であるNMR討論会を一層活性化すると同時に、次世代を担う若手研究者が積極的に参加し、議論できるようなものにするための方策を考案することに集中し、これに関し理事会にて議論してそして実行していきたいと考えます。また、平成23年のNMR討論会は日本のNMR研究の節目である、第50回となります。これを是非とも成功させるために学会としても積極的にバックアップしていきたいと考えます。
微力ではありますがNMRコミュニティのために尽力したいと考えておりますので、会員の皆様のご指導、ご支援をお願いしたします。
2010年4月1日
日本核磁気共鳴学会
会長 嶋田 一夫