若手ポスター賞
日本核磁気共鳴学会『若手ポスター賞I』と『若手ポスター賞II』ならびに副賞『JEOL RESONANCE賞』について
日本核磁気共鳴学会では、第51回NMR討論会から、『若手ポスター賞I』と『若手ポスター賞II』を設け、従来の『若手ポスター賞』受賞者を倍増させるようにしてきました。また、最優秀若手ポスター賞受賞者(IとIIで各一名ずつ)には、副賞『JEOL RESONANCE賞』として、各々、10万円が授与されるようになりました。
主旨
これまで、日本核磁気共鳴学会の若手研究者支援活動の一環として、次代を担う若手研究者をエンカレッジするために、NMR討論会のポスター発表の中から、優れた若手研究者(会員)の発表に『若手ポスター賞』を学会から贈呈してきました。しかしながら、最近の『若手ポスター賞』を受賞された若手研究者は、主に大学や公的機関の若手に偏ってきております。今後のNMRの発展を担う有力な若手集団は、大学や研究所の若手に加えて、企業でNMRを使用する若手ではないかと思います。そのような若手NMR研究者にも、もっと積極的に応募していただき、『若手ポスター賞』を受賞して欲しいと思います。
そこで、日本核磁気共鳴学会では、企業でNMRを使用する若手の『若手ポスター賞』受賞者を増やすために、従来の大学や公的機関の若手、企業でNMRを開発する若手を対象とした『若手ポスター賞I』と、企業でNMRを使用する若手を対象とした『若手ポスター賞II』を設け、審査基準を若干変えて選考し、『若手ポスター賞』を拡大することを企画しました。
さらに、“若手のNMR研究者をエンカレッジしたい”と(株)JEOL RESONANCEから申し出があり、『若手ポスター賞I』と『若手ポスター賞II』の各最優秀若手ポスター賞受賞者には、副賞『JEOL RESONANCE賞』として、各々、10万円が授与されることになりました。それ以外の『若手ポスター賞』受賞者には、従来通り、学会規定に従い、賞金が贈呈されます。また、受賞者は、すべて、NMR討論会の懇親会場で表彰されます。討論会での発表要旨は、ニュースレターおよび学会機関誌「NMR」に掲載されるとともに、NMR討論会の最終日に受賞内容の口頭発表を行うことによって、研究内容を広く会員に知っていただきます。
選考方針
『若手ポスター賞I』は、従来の大学や公的機関の若手研究者や企業でNMRを開発する若手研究者を対象とし、下記の選考方針とします。
(1) 高いオリジナリティーを有する優れた学術的研究である。
(2) ポスターや要旨が論理的に明解に作成されており、分かり易い内容である。
(3) 分かり易い優れた発表を行うとともに、質問に対して答えが的確である。
一方『若手ポスター賞II』は、企業でNMRを使用する若手研究者を対象とし、下記の選考方針とします。
(1) 企業で行った研究が主体となっている。
(2) ポスターや要旨が論理的に明解に作成されており、分かり易い内容である。
(3) 分かり易い優れた発表を行うとともに、質問に対して答えが的確である。
受賞者の決定は、従来通り、日本核磁気共鳴学会の評議員の投票によって行われます。
『若手ポスター賞I』の応募資格
- 1. 日本核磁気共鳴学会の会員であること。
- 2. 2013年11月12日の時点で、35歳未満の学生または研究員であること。
- 3. 過去の『若手ポスター賞』受賞者は対象外とする。
- 4. 原則として、応募者は1研究グループあたり2名以内とする。
『若手ポスター賞II』の応募資格
- 1. 日本核磁気共鳴学会の会員であること。
- 2. 2013年11月12日の時点で、40歳未満であること。
- 3. 過去の『若手ポスター賞』および『若手ポスター賞I』受賞者は応募できるが、過去の『若手ポスター賞II』受賞者は対象外とする。
- 4. 原則として、応募者は1研究グループあたり2名以内とする。
若手ポスター賞応募者は、申し込みの際に、『若手ポスター賞I』か『若手ポスター賞II』に申し込むかを、明確にして応募ください。尚、企業以外の若手研究者で、大学や公的機関の共通研究施設や分析センター等の職員が、『若手ポスター賞II 』の応募を希望する場合は、庶務担当理事の山本(yamamoto@chem.tsukuba.ac.jp)に、お問い合わせください。
日本核磁気共鳴学会 若手ポスター賞 担当理事