日本核磁気共鳴学会

応募要項

若手研究者渡航奨励金 応募要項

2024/04/05 改訂

(1)趣旨 若手研究者渡航奨励金(旧・京極記念基金)設立の経緯

我が国の生体系NMR研究の基盤強化に多大な貢献を果たされ、また本学会の創立時に理事を努められた故京極好正大阪大学名誉教授のご遺族より、本学会の若手会員の海外におけるNMR国際学会への渡航援助のためにご寄付をいただきました(2004年)。理事会では、ご遺族の意思を尊重し、「京極記念基金」を創設して若手NMR研究者に、本学会の指定する生体系NMR関連国際学会への参加登録費用、及び渡航・滞在費用の一部を援助して参りました。2007年には、LAシステムズ社、故阿久津政明氏のご遺族より本基金にご寄付をいただきました。これを機会に、上記基金を「若手研究者渡航費助成金」に衣替えして渡航援助の枠を生体系NMRからNMR一般に広げることにいたしました。また、2023年度募集より、応募資格の制限を緩和し、「若手研究者渡航奨励金」となりました。

本学会では今後、NMR研究を行う若手研究者が海外で行われる国際会議(学会・シンポジウム等)で自分の研究成果を発表する場合、あるいはNMR Practical course等の測定・解析技術の実践を学ぶ学術集会へ出席する場合の渡航費を補助します。NMR関連会議等の他、生物・化学・物理系、材料・高分子系など基礎科学から応用科学の海外国際会議等のNMR関連研究発表への渡航助成についても広く募集します。

(2)応募対象の国際会議

NMRに関するすべての国際学会、研究集会

(3)応募資格

  • 応募時に会費納入済みの日本核磁気共鳴学会会員であり、40歳未満であること。
  • 大学院生、博士研究員、およびそれに準ずる者であること。
  • 所属する研究室において選考を経た後、同じ国際会議に対して1名のみが応募すること。

(4)応募方法

1.応募書類

  • 若手研究者渡航奨励金応募申請書(様式指定、推薦理由、応募理由を記入のこと)
  • 略歴(様式自由)
  • 学会発表、論文リスト(様式自由)
  • 参加予定の国際会議の発表要旨

以上の書類を電子メールに添付(PDF形式あるいはWord形式)して送付すること。

2.応募期間

国際会議の開催時期に応じて、年に3回募集を行う。詳細は、NMRニュースレターおよび学会ホームページにより告知する。

募集のタイムスケジュール

  4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
A 募集   開催期間          
B         募集     開催期間  
C 開催期間           募集     開催

(5)選考方法

若手研究者渡航奨励金選考委員会において、応募締切日までに受け付けた応募者からA、B、C各期に若干名の援助金受領者を選考し、その結果を会長名で本人宛て通知します。また受領者はNMR討論会において賞状をもって顕彰します。採択件数は年間5名程度とします。

(6)助成額

助成額:1件あたり10万円
助成金の贈呈は参加報告書提出後となります。

(7)報告の義務

援助金受領者は参加した国際会議等の参加報告書(書式はNMRニュースレターの投稿規程に従うこと)を帰国後1ヶ月以内に選考委員長宛に提出してください。NMRニュースレターおよび学会ホームページで参加報告書を公開します。